大切な人をあなたは救えますか?

この質問に自信をもって答えることができる人は非常に少ないのではないでしょうか?
日本は救急救命については遅れている国といえます。救急救命の先進国であるアメリカではほとんどの職場で救命法を勉強したことがある人がおり、心臓マッサージはもちろんのこと、AEDが何をするものでどうやって使うかということがわかっているのは、ほぼ常識のようです。

本日、町内会で、地元の消防署による応急手当講習が行われました。応急手当として、心肺蘇生法や担架の作り方と共に、人体模型を使用したAEDの講習がおこなわれました。

このAEDは、心臓マヒを起こして倒れた人を、その場で機械的な電気ショックを与えることで、命を救うことができる器械なのです。Automated External Defibrillatorの頭文字をとったもので、日本語訳は自動体外式除細動器といいます。
人が倒れて意識を失った場合、心臓が心室細動という不整脈を起こして血液を送り出せなくなっている可能性があります。
この心室細動が起こると、脳や腎臓、肝臓など重要な臓器にも血液が送られなくなり、やがて心臓が完全に停止して死に至ります。心停止から、3分~4分で脳に重大な障害を及ぼし、この段階で50%が死亡すると言われています。ところが、救急車が現場に到着するまでの時間はおよそ6分かかるとされており、間に合わないことが多く、これまでたくさんの人の命が救われずにきました。
しかし、このAEDという治療機器が、すぐ近くに設置されていることで、命を救うことが可能となりました。

ずいぶんと昔となりましたが、応急手当普及員の講習を受け、AEDの使い方などの実習を受けました。地元の消防署での実習で、3日間をかけたかなり実践的で厳しい講習でした。AEDだけでなく、応急手当の方法や包帯の巻き方や心肺蘇生法の仕方等を実習として学びます。

  1. 「もしもし、○○さん、きこえますか?」と肩をたたき、意識があるか否か?を確認します。
  2. 次に、119番通報とAEDの手配をします。(実際に、119番へ電話をする想定で、声に出します。)
  3. そして、顎をあげて気道を確保して、呼吸をしているか?を確認します。呼吸をしていなければ、そこから心肺蘇生を行います。AEDが到着するまで、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせを繰り返します。
  4. AEDが到着すれば、電源を入れ、電極パッドを装着します。
  5. 「あぶないので、はなれてください。」と注意を行い、電気ショックを与えます。

AEDが到着するまでの間を含めて、CPR(Cardio Pulmonary Resuscitation)とよばれる心肺蘇生法(胸骨圧迫心臓マッサージや人工呼吸など)との組み合わせが不可欠です。

多数の人が出入りする病院や百貨店・スーパーマーケット、地下駅舎などでは、年2回以上の消防訓練の実施が義務付けられ、病院などでは、「応急救護訓練」を加え、心肺蘇生やAEDの使い方などの「応急救護訓練」も実施されるところが多くなっています。

何もない事が一番ですが、有事に備えることは大切です。
「いざ」となった際に冷静に対応ができるように、講習を受けた際に頂いたマニュアルを読み返してみようと思います。

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