ディープスマートで、ベテランの「経験知」を短時間でものにする。

どんな職種でも、計り知れない直感力で最大限の成果を上げるベテランがいるものです。
すぐに思いつくのが、「日本の製造現場での匠の技術」です。
こうした長年の経験によって裏付けられた直感力は、実は蓄積された経験によって、瞬時にパターン認識された結果であり、第6感ではないとされています。これを、「経験に基づいて養われた経験知(ディープスマート:DeepSmart)」と呼びます。

ある人がディープスマートをもっているかどうかは、大量の情報の中からパターンを見いだす能力があるかどうかでわかるそうです。このパターン認識能力を築く時に、中心となるのが経験。ディープスマートは経験に基づいて形成され、その経験が知識となったものです。優秀な人材は多くの経験を積んでそれを知識に転換することでディープスマートを身につけています。だから、経験したことのない大きな問題にも対処できるのです。

ディープスマートは、伝達が難しく、文化や価値観が異なる場合は、特に難しいとされています。自分の中に、受け皿が存在していなければ、その経験は「右から左へ」の状態で、ディープスマートになりません。
つまり、経験したものをディープスマートに転換できるかどうかは個人にかかっています。どんな経験からも何か応用可能な知識がないか探すという貪欲な姿勢が大切なのだと思います。
自分の持つスキルを後輩に伝えるのは、先輩やベテランの責務です。が、教わるほうも、受け身でとらえるのでなく、自ら学ぶ姿勢が欠かせません。そして、ベテランはどんどん若手に仕事を任せていくことが必要だと思います。

ディープスマートは、マネジメントや人材育成の分野にも拡大されています。
先輩社員の永年の経験知をどのように伝承するか?は大きな課題です。
今後は、ディープスマートをもつ人になれるように、マネジメントでも、意識してさまざまな経験を積むことが必要だと思います。

(追伸)
伊勢神宮の建て替えが、ニュースで報じられていました。
1300年前から、20年ごとに建替えを行なっているそうです。この理由は、諸説ありますが、最大の目的は複雑な建て方をする宮大工の技術の継承を、20年ごとにしないとベテランからの継承が十分に出来ないからだ、といわれています。

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