目的や目標は何故、必要?

「目標を立てろ!」「目的は何だ!」などと良く言われます。
では、目標や目的を明確にしなかったら、どうなるのでしょう。
どこで読んだか?今となっては定かではありませんが、分かり易かったので記憶しているある物語を例に、お話しします。

<物語の始め>
おじいさんの病気をなおす為に、仕方なく可愛がっていたロバを売ってお金を作り、そのお金で薬を買おうとした兄弟が、ロバを売る為に、ロバを引いて街に向かって歩いていました。すると、前からやってきた若者達が通りすがりに、「折角、ロバがいるのに、乗ろうとしないのは、無駄なことだ」と言いました。そこで、兄弟は、兄をロバに乗せて歩くことにしました。しばらくすると、今度は、おじいさんから「弟を歩かせて、年少者に対する思いやりがない。」と言われてしまいました。それならと、今度は、遠慮する弟をロバに乗せて、自分が歩いていると、「礼儀を知らない弟だ」と言われてしまい、仕方なく、二人で仲良くロバに乗ったら、「動物虐待だ」と騒がれてしまい、とうとう二人は、ロバを売ることができずに、ロバをかついで家に戻ってしまいました。
<物語の終わり>

さて、この兄弟は何故、こんな無駄な骨折りを続けなければならなかったのでしょうか?
答えは簡単です。
この兄弟は、人から色々な事を言われ、目的を見失ってしまったのです。
この兄弟の目的は、「おじいさんの病気を治す為に、ロバを売って薬を買うこと」なのです。
その為に仕方なく、可愛がっていたロバを売りに出すことに決めたのです。
ロバに乗らないことは無駄かもしれませんが、今日はロバとの最後のお別れなので、楽をさせてあげようと、荷物も乗せずに連れていたのです。
その目的さえ、しっかりとしていれば、人から何を言われても、右往左往することは無かったはずですし、「ロバを売って、薬を買う」という目的も果たせたはずなのです。

何の目的で、ゴールはどこなのかを考えないまま、仕事をしていませんか?
そして、言われたままの仕事をして、「上司の言うことが、ころころと、よく変わる」と、要求変更が多いことを嘆いていませんか?

仕事は、一般に、求められることが何なのか?の要求定義に始まり、計画、実行、テストなどのプロセスを経て完了しますが、その道のりが永ければ永いほど、目標や目的が薄れがちです。ましてや、始めから、その目的や目標を確認しないで、又、何の為にするのかを確認しないで、仕事を行なうとしたら、この兄弟と同じこととなります。
そして、仕事の途中で、上司や廻りから「これも変えてほしい」「あれも追加して欲しい」等と言われ、そのまま仕事を進めたところ、例えば、もともと、「運用のしやすいように」と、「運用面の改善」を目標にしていたプロジェクトが、結果的に機能は増えているものの、運用面からは改善とはならなかった。
そんなケースを良く聞きます。

目的は何か?を、今一度、しっかりと捉えることが大切です。

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