「Search Regex」は、記事の本文やコメントの内容など、対象を指定して指定した文字列に一致するものを一括して別の文字列に置換することができます。特定のキーワードやタグ、URLなどを記事やコメントの中から検索し、1つずつ編集していくことも可能です。例えば、ブログを引越しした際に画像格納ディレクトリを一括置換したり、SSL化の際のhttpをhttpsへ変換するなどで活用します。
今回、XSERVERで、独自SSLを無料で利用できるようになりましたので、gungii.comのサイトをSSL化しました。その際のWordPress本文内の内部リンクや、imgの画像リンクをすべてhttpsに変更する際に、このプラグインを利用しましたので、ご紹介します。
注意:一度置き換え→保存したものはもう一度置き換え直す方法以外では元に戻すことはできないため、使用する場合はどの文字列を変更したかを控えておいてください。
プラグインのインストール
プラグインの検索
検索バーに「Search Regex」と入力して検索、「いますぐインストール」をクリックします。
有効化
有効化をクリックします。
プラグインの設定
「ツール」→「Search Regex」
設定
設定項目は、「Source」、「Limit to」、「Order By」の3箇所
「Source」は、検索・置換の対象を指定します。
- Comment author:コメントの名前
- Comment author email:コメントのメールアドレス
- Comment author URL:コメントのURL
- Comment content:コメントの内容
- Post content:記事の本文
- Post except:記事の抜粋
- Post meta value:記事のカスタムフィールド
- Post title:記事のタイトル
- Post URL:記事のURL
「Limit to」は、一度に置換する上限です。
デフォルトでは、「No limit」となっていますので制限がありません。全ての記事が一気に置換されますので、間違って「Replace & Save」を実行すると、置換され、保存され、後戻りできません。心配な場合は、上限を10に設定するなどすれば、間違っても10件までとなります。
「Order By」は、検索を行った場合の並び替えの方法を指定します。
Ascending:昇順、Descending:降順
置換の実行
置換する文字列の入力
gungii.comのサイトをSSL化しましたので、内部リンクや画像リンクのhttpをhttpsに置換します。
- Source:Post content(デフォルト)
- Limit to:No limit(デフォルト)
- Order By:Acending(デフォルト)
- Search pattern:http://gungii.com(SSL化する前のURL)
- Replace pattern:https://gungii.com(SSL化後のURL)
- Regex:選択不要
設定の確認
設定が済んだら、「Replace」をクリックします。
「Replace」をクリックすると、「こういう風に置換するよ」という一覧が表示されますので、必ずチェックします。
※この時点ては、データベースの内容は変わりません。
置換リストの表示
薄緑色が置換前で、薄茶色が置換後となります。
一括置換
一括置換の内容に間違えなければ、「Replace&Save」をクリックしてデータベースに保存します。
一括置換の完了
完了すると、以下のメッセージが表示されます。
正規表現を使った置換
置換する文字列の入力
正規表現で、文字例を入力して、「Search」をクリックします。
検索結果の表示
置換の実行
これらの文字を全て、「スタッフ」に置換します。
「Replace pattern」に置換する文字列を入力して「Replace & Save」をクリックすると、置換されます。
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