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【完全解説】水平思考クイズの作り方(ショート動画)

水平思考(Lateral thinking:ラテラルシンキング)は、問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法で、エドワード・デボノが1967年頃に提唱したと言われています。簡単に言えば、固定概念に囚われずに思考していくのが水平思考になります。
問題を解決するために固定観念や既存の論理にとらわれず、「物事を多角的に考察する」「新しい発想を生み出す」ための思考法のことです。デボノは従来の論理的思考や分析的思考を垂直思考(Vertical thinking)として、論理を深めるには有効である一方で、斬新な発想は生まれにくいとしています。これに対して水平思考は多様な視点から物事を見るから、直感的な発想から斬新な発想を生み出すとしています。

水平思考クイズでは、出題者が読み上げる物語に対して、回答者が「はい」「いいえ」「関係ありません」のいずれかで答えられる質問を繰り返して状況を整理し、真相を推理することとなります。ここではYoutubeのショート動画の中で出題しますので、4つのNOとなる質問と最後でYESとなる質問を行なうことで答えを導くスタイルとしています。

必要なツール
  • ChatGPT4o・・・クイズ問題の生成
  • 音読さん・・・・ 問題や質問のナレーション
  • Canva・・・・・ 動画の作成
  • Filmora・・・・・動画の編集
  • その他・・・・・ BGMの取得に、tunecoreクリエーターズを利用しています。

[ ロジカルシンキングと、ラテラルシンキングの違い ]

例えば、バナナ4本を3人に分ける場合
ロジカルシンキング(垂直思考、論理思考)では、1人1本ずつ分けて、残りの1本を3等分するという考え方をします。これに対してラテラルシンキング(水平思考)では、バナナをジュースにして分けるという考え方をします。

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水平思考クイズ問題の作成

水平思考クイズの問題及び質問の台本をChatGPTに考えてもらいます。

Chatgptへの要求

GPTsは使いません。ChatGPT4oを使います。以下のプロンプトを入力します。

ChatGPTからの回答

以下の様な表形式で出力されました。要求通り、日本語と英語で出力されました。

シートに転記

ChatGPTの表をExcelシートまたは、スプレッドシートに転記します。日本語と英語で分けて転記します。

留意:これで、水平思考クイズの問題と質問が10問分揃いました。

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水平思考問題のチェック

作成した問題原案10問の中から、水平思考クイズとしてショート動画を作成する問題を選びます。そして選んだ問題と質問内容の整合性などをチェックします。問題に対して、すぐに答えにたどり着いてしまうような質問となっていないか?や質問の内容が長すぎないか?などをチェックします。
注意:
ナレーションを日本語と英語で読み上げる為、内容が長すぎるとショート動画の1分以内に収まりきらなくなりますので、質問の長さには注意します。

Chatgptへの要求

作成した問題原案10問の中から選んだ1問の「問題」と「答え」をChatGPTへ与えて、逆に、質問1から5までを考えてもらいます。

ChatGPTからの回答

質問の修正要求1

質問の修正要求2

英訳の要求

質問が完成しましたので、英語のナレーションも付けますので質問内容を英訳してもらいます。

イメージ画像の生成

水平思考クイズの問題と質問が完成したので、水平思考クイズの動画に付けるイメージ画像を生成する為の台本をChatGPTに考えてもらいます。

ChatGPTで台本生成

ChatGPTへの要求

以下のプロンプトを入力します。

ChatGPTからの回答

GPTsで、画像生成

画像の生成には、次のGPTsを使います。

GPTsへの要求

台本として生成された「イメージ」の部分をコピペして、プロンプトへ貼り付けます。以下のプロンプトを入力します。

注意:ショート動画なので、画像比は9:16と指示します。

同様にして、7枚の画像を生成して、ダウンロードします。

BGMの作成

BGMは、tunecoreクリエイターズより、取得しました。tunecoreから楽曲(BGM)をダウンロードして利用すると、その楽曲が視聴されると、利用料の50%(曲により異なります)が収益として配布されます。

水平思考クイズで利用している楽曲は、以下の曲です。

但し、tunecoreではYoutubeやinstagramへの収録はOKですが、tiktokへの収録は認められていませんので、TiKToKの場合は、動画のBGMとしては別のフリーの曲をあてています。

ナレーションの作成

水平思考クイズのショート動画で、読み上げるナレーションを作成します。今回の水平思考クイズで読み上げるナレーションは、次の内容です。

ナレーションの内容

問題文

このナレーションは、日本語と英語の両方で行います。

質問文

質問についても、日本語と英語でナレーションを行います。

ナレーションの作成

ナレーションの作成には、音読さんを利用します。

音読さんの起動

「問題」のナレーション

日本語ナレーション

ここでは、日本語、音声:まゆ、速度(x1)、高低(0)とします。

読み上げでOKであれば、mp3でダウンロードします。

英語ナレーション

ここでは、English(USA)、音声:Ashley、速度(x1)、高低(0)とします。

読み上げでOKであれば、mp3でダウンロードします。

留意:英語の文言は、日本語の文章をdeepleなどの翻訳ソフトで英訳して入力します。

「質問」のナレーション

日本語ナレーション

ここでは、日本語、音声:なおき、速度(x1)、高低(0)とします。

同様にして、質問1から質問5までのナレーションを生成します。

英語ナレーション

英語のナレーションも同様にしてEnglish(USA)、音声:Ashley、速度(x1)、高低(0)として作成します。

留意:
ファイル名は、m11-j1、m11-j2、m11-j3、m11-j4、m11-j5とします。(m11は、水平思考クイズの11番目、J1はjapanese1を意味します。)

YESとNoのナレーション

ここでは、日本語、音声:なおき、速度(x1)、高低(0)とします。

動画の作成

生成したイメージ画像に、問題や質問の文章を記入します。

フレームワークのコピー

既に、前回作成した水平思考クイズの動画がありますので、これをコピペして修正して行きます。

ファイル名を、水平思考クイズ№11に変更します。

画像の修正

ファイルを開く

画像ファイルのアップロード

画像を全てアップロードします。

画像をキャンバスにアップして、画像の縦横を淵に合わせます
注意:元あった前回の画像は、削除します。

問題文の変更

水平思考マイズ№10を№11に変更します。そして次に、日本語の問題文、英語の問題文を変更します。

同様にして、質問1~質問5までの質問文(日本語と英語)を変更します。

説明動画の追加

動画のダウンロード

完成した動画をダウンロードします。ここでは、ページを個別のファイルとしてダウンロードします。

動画の編集

Canvaで動画のベースが完成しましたので、filmoraで編集を行います。

素材の確認

Canvaで作成した動画

音読さんで作成したナレーション

動画のBGM

sm-Edin.mp3は、tiktok用です。

動画の編集

filmoraを起動して、素材をアップロードします。Canvaで作成した動画、音読さんで作成したナレーション、動画のBGMを全てアップロードします。

画像の配置

最初の画像として「問題」の画像(1.mp4)をタイムラインに配置します。

ナレーションの配置

問題のナレーション(m11-issue)と、英訳のナレーション(m11-e)を配置します。

動画の調整

動画の長さがナレーションに足らないので、コピーして幅を合わせます。
注意:
ショート動画なので1分以内に収めるため、全ての画像とナレーションを配置した後、1分以内にあわせて、全体の長さを調整します。

全ての動画とナレーションの配置

同様にして、動画とナレーションを全て配置します。

動画の調整

全部の画像とナレーションを配置すると、1分を超えましたので、ここから調整して1分に収めます。調整する方法は、尺を縮める方法と尺をカットする方法がありますが、ここではカットする方法をご紹介します。

[ 動画の空いている箇所をカットする方法 ]

開始カット

カットするタイムラインを選択して、カーソルを位置づける。

ハサミマークをクリックしてカット

終了カット

不要な部分を切り取り

長さを縮める

1分以内に収めました。
注意:TiKTokの場合は、1分以上でなければ収益化の対象となりませんので、ご注意下さい。

動画のダウンロード

完成しましたので、エクスポートします。