WordPressを動かすには、Webサーバー(Apache)、データベース(MySQL)、PHPが必要です。これら3つを個別にインストールして初めてWordPressは、動作するようになります。
WordPressのローカル環境を構築するツールとして、今回、XAMPPをご紹介します。WordPress専用のローカル環境構築ツールとしては、フライホイールという会社の無料ソフト「Local」がありますが、Webサーバー、データベース、PHPを意識しながらWordPressの環境を構築させたい為、ここではXamppを使ってWordPressのローカル環境を構築します。
注意:
XAMPP自体の構築については、別ブログ「XAMPPで、Windowsのローカル開発環境を構築する方法]を参照下さい。
XAMPPの起動と、DBの作成
XAMPPの起動
ApacheとMySQLの起動
MySQLを使うためには、Apacheも必要となりますので、両方起動します。
MySQLのAdminの起動
Adminをクリックすると、phpMyAdminというツールが開きます。このphpMyAdminを通してMySQL(MariaDB)にアクセスすることとなります。
データベースの作成
「データベース」タブのクリック
「データベース」というタブをクリックして、データベースの管理画面を表示します。
データベース名の入力
「wp-site」と入力、つづいて照合順序(文字コードの事)のutf8mb4のgeneral_ciを選択して「作成」ボタンをクリックします。
留意:
データベースにおける照合順序とは文字と文字の比較や並び順における重み付けで使われるルールのことです。
[MariaDB(MySQL)の照合順序]
MariaDBで日本語を扱う際に選ぶ照合順序は基本的に以下の3つです。
- utf8mb4_general_ci:英字の大文字小文字を区別しない。ほかは区別する。
- utf8mb4_unicode_ci:英字の大文字小文字を区別しないし、半角全角も、ひらがなカタカナも区別しない
- utf8mb4_bin:全部区別する。文字コードがすべて。
※前半の utf8mb4 が文字セットで、後半の general_ci/unicode_ci/bin が照合順序です。
WordPressのセットアッップ
WordPressのダウンロード
ダウンロード
https://ja.wordpress.org/へアクセスします。
解凍
WordPressをXamppへインストール
フォルダ名のrename
解凍した「wordpress-5.5.3-ja」の中の「wordpress」を、作成したデータベース名と同じ「wp-site」と名前を変更します。
これで、http://localhost:8888/wp-siteでアクセスできるようになります。
フォルダの格納
Explorerをクリックして、ディレクトリー一覧を表示後、名前を変更した「wp-site」フォルダ一式を、[ C:\xampp\htdocs ] ディレクトリ内にドラッグアンドドロップでコピーします。
WordPressのセットアップ
セットアップの起動
Google Chorme などブラウザを起動させて、 http://localhost:8888/wp-siteと入力します。
データベースの設定
データベース名、MySQLのユーザー名、MySQLのパスワード、データベースのホスト名(デフォルト:localhost)、テーブル接頭辞(デフォルト:wp_)を入力します。
「インストール実行」をクリック
WordPressのセットアップ
①セットアップ画面の表示
②セットアップ
WordPressのサイト名、WordPressにログインするサイト管理者のユーザー名とパスワード、メールアドレスを入力します。
注意:
検索エンジンでの表示には、レを入れておくのが良いでしょう。但し、WordPressにログインして、設定の表示設定でも設定ができます。
③セットアップ完了
WordPressの使い方
XAMPPの起動
WordPressを使うためには、ApacheとMySQLが必要となりますので、両方起動します。
WordPressの起動
WordPressの管理画面へのログイン
http://localhost:8888/wp-site/wp-adminと入力します。
①ログイン
②管理画面の表示
Webサイトの表示
http://localhost:8888/wp-siteと入力します。