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はじめての「年金請求書」!特別支給の老齢厚生年金の受取手続きの実際

先日、「年金請求書」が届きました。特別支給の老齢厚生年金の案内です。
65歳からもらえる老齢厚生年金の゛繰り上げ受給゛と勘違いして、「繰り上げ受給はしない」としばらくほっておかれたところ、気になり内容を確認して、はじめて勘違いが発覚しました。「年金請求書」に同封されている「お知らせ」で、大きく「65歳からの年金は、受給開始を繰り下げると増額できます。」と記載されているため、こちらに目がいき、勘違いしてしまいます。「年金がもらえるのは65歳から」と思い、この特別支給の老齢厚生年金を請求しない人が少なくないようです。

特別支給の老齢厚生年金パンフレット

今回届いた「年金請求書」の受取手続きは郵送ではなく、年金事務所に持参して提出しましたので、その記入方法から提出までを記録しましたので、説明します。

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届いた「年金請求書」

緑色の封筒に同封されている書類は、5つ。

封書で届いた年金請求書

年金請求書

1ページから19ページまであり、両面見開きで、左ページが解説で右ページに記入するようになっています。記入すべき箇所は間違えない様に黄色で塗られています。

年金請求書

年金の請求手続きのご案内

ここに、゛61歳になると「特別支給の老齢厚生年金」を受け取る権利が発生します゛と記載され、その手続きであることがわかります。こちらは「年金請求書」の提出時に必要な添付書類が記載されていますので、「年金請求書」を記入する際に、こちらを参照するように案内されます。

年金の請求手続きのご案内

大切なお知らせ

表裏1枚もので、年金の繰り上げの事が説明されています。この文書が、勘違いするのです。61歳の特別支給の老齢厚生年金の申請の書類の中に65歳からの繰り下げの申請のように書かれていますので、ほっておこうとなってしまいます。

大切なお知らせパンフレット

予約相談のパンフレット

年金事務所での年金の相談や手続きには、必ず予約が必要です。第2土曜日は15:00まで実施していますので、予約は早めにとるのが良いでしょう。

予約相談のパンフレット

全国年金事務所所在地一覧

該当の年金事務所の場所を確認しておきます。

年金事務所所在地一覧
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年金請求書の記入方法

それでは、年金請求書の記入方法について、説明します。

年金対象者及び受取口座(1ページ)

予め、住所、氏名、年金基礎番号が記載されていますので、黄色の枠の中を埋めていきます。

  • 住所のフリガナ
  • 署名欄
  • 連絡先電話番号1、2
  • 年金の受取口座
年金請求書(年金対象者、受取口座)

年金の加入状況(3~4ページ)

記載されている内容に間違いはない為、そのままで修正はありませんでした。対象の年金制度に○を付して、旧姓と結婚で改性した時期を記入します。

年金請求種(年金の加入状況)

年金の受給状況および雇用保険の加入状況(6ページ)

年金は受けていませんので、「2.受けていない」に○を付します。
雇用保険に加入したことはありますが、退職して7年以上経過していますので、雇用保険番号は記入せず、「事由書」のウ.に○を付し、署名します。
注意:
例では、今回の対象となっている添付書類のみを掲載していますが、個々のケースに応じて(回答結果に応じて)、添付書類は異なりますので、ご留意下さい。

年金請求書(年金の受給状況および雇用保険の加入状況)

配偶者・子について(8ページ)

配偶者・子について記入します。
配偶者の個人番号又は基礎年金番号については、個人番号を記入します。
注意:
添付書類について、各項目で「年金の請求手続きのご案内」のページ及び該当の番号が記載されていますので、しっかりと確認して下さい。

年金請求種(配偶者・子について)

上記の例では、今回の対象となっている添付書類のみを掲載していますので、「障害の状態にある子がいる方」の添付書類については、省略しています。

加給年金額に関する生計維持の申し立て(10ページ)

8ページで記入した配偶者又は子と生計を同じくしてる為、署名します。(本人によって生計維持されている配偶者又は子はいないで、署名のみとなります。)

年金請求書(加給年金額に関する生計維持の申し立て)

委任状(12ページ)

手続きを代理人に委託しない為、このページは何も記入しません。

委任状

機構独自項目(14ページ)

基礎年金番号と異なる記号番号の年金手帳は持っていないので、1-(4)の質問の回答のみとなります。

年金請求書(機構独自項目)

振替加算に関する生計維持の申し立て(16ページ)

年金請求書(振替加算に関する生計維持の申し立て)

公的年金等の受給者の扶養親族等申告書(18ページ)

扶養親族はありませんので、4-(1)のみ記入します。

年金請求書(公的年金等の受給者の扶養親族等申告書)

予約相談・年金相談

年金相談の予約

年金事務所での年金の相談や手続きには、必ず予約が必要との事で、電話で予約しました。

本人確認

まずは、本人確認です。個人情報なので大切な確認です。基礎年金番号を答え、名前と生年月日、現住所、さらに結婚していれば旧姓を確認されます。

内容の確認

担当者:

「それでは、年金請求書の14ページを開いて下さい。ページの真ん中位にマイナンバーの登録で数字の1が印刷されていますか?」

私  :

「はい、1と印刷されています。」

      ・

担当者:

「次に8ページを開いて下さい。「配偶者・子についてご記入下さい。」というページで、個人番号又は基礎年金番号と記載されていますが、ここは、マイナンバーカードをお持ちでしたら、個人番号を記入して下さい。」

      ・

持参物の確認

最後に、日時の確定と持参物の確認があり、当日は総合窓口で「予約済み」の旨を伝えることと、キャンセル時の注意等があり、予約は終了します。

年金相談

「年金請求書」は、説明書をしっかりと読み記載していたので、間違えはないだろうと思っていたのですが、やはりプロの眼でチェックして頂いて良かったと思います。何点か記入漏れがありました。これを郵送で提出していた場合は、返却されていたかも知れません。また、以下のような「年金請求書の受付控え」を頂けますので、確実に提出した事の証拠となりますので安心です。「年金相談」を受けることをお勧めします。

説明事項のご確認